所沢市で行われた市立小中学校へのエアコン設置の是非を問う住民投票は、賛成多数で結果が出ましたが、目安とされた賛成票の数には達しませんでした。
賛成票は56,921票、反対票は30,047票でしたが、投票率は31.54%に留まり、投票資格者総数の3分の1には届かなかったのです。
これにより、法的な拘束力はなく、市長の藤本正人氏は「投票率が低かったのが残念だ」とコメントしています。
市長は以前から、賛否の結果に従うと公言していましたが、今回の低投票率により、その決断がどう影響するかが注目されます。
この投票は、2006年に防衛省の補助を受けて始まった冷房設置計画に端を発しています。しかし、2011年に市長に初当選した藤本氏がこの方針を撤回。
これに対し、地元の保護者たちは学習権を侵害されていると訴え、署名活動を経てこの住民投票を実現させました。
特に狭山ケ丘中学校の生徒たちは、夏の暑さと飛行機の騒音に苦しめられており、エアコン設置が急がれていたのです。
埼玉大の斎藤友之教授は、このような地域に根差した問題の住民投票が珍しいと指摘していますが、教育は地域社会にとって重要な問題であるため、その結果は大きな意味を持っています。
以下、ネットの反応
市長、何考えてんの?この暑さでエアコンなしとかありえない
投票行った人、ちゃんと声を大にしてよ!こんな大事なこと放置かよ
31%って、みんなどんだけ投票に無関心なの…?
子どもたちが犠牲になってるって理解してないのかな
エアコン云々以前に、市の対応にブーイングだわ
これでまた夏が地獄になるのか、つらいなあ
政治は結果を出さないと意味がないってこと、いつになったらわかるんだろうね
学校は学問の場だぞ!遊園地じゃないんだから快適であるべきだ
反対票入れた人、今どんな気持ち?
住民投票って言っても、この低投票率じゃ何の意味もないな
愚か者が大多数の人口ボリューム、人口大量世代となったとき、その集団の民主主義は愚か者主義になる。