鹿児島地裁が生活保護費の引き下げを違法と判断した裁判について。
鹿児島市と出水市の生活保護受給者30人が、国の生活保護基準の改正による支給額の減少に対して訴えを起こしました。
彼らは、2013年から2015年にかけて最大10%引き下げられた生活保護基準が、憲法に保障された生存権を侵害すると主張していました。
15日の判決で、鹿児島地裁は「国が基準の変更に使用した一部の算出根拠に合理性が欠ける」として、生活保護費の引き下げ処分を取り消す判断を下しました。
ただし、国への損害賠償請求は棄却されました。
全国で同様の訴訟が進行中で、これまでの24件のうち13件で処分取り消しの判決が出されています。
原告の一人は、
「美味しいものを食べたいとかではないんです。あまりにも考えながら生活するっていうのは自分の中で悲しい思いをしている。生活ができるような、そのぐらいになってくれればありがたいなと思っています」
とコメントしています。
一方、鹿児島市は判決を受けて、国との協議を通じて今後の対応を決定するとしています。
⬜️生活保護費引き下げは「違法」 地裁
（原告）
「美味しいものを食べたいとかではないんです。考えながら生活するっていうのは自分の中で悲しい」https://t.co/6IHw6Qeahl働いたお金をみんな考えながら生活しています。それが上手くできなくて生活保護ならば、やはり現物支給が良いので？と思う。
— フィフィ (@FIFI_Egypt) January 15, 2024
以下、ネットの反応
やっと受給者の声が聞かれたね！
でも、なんで損害賠償はダメなの？納得いかない。
この判決、他の地域にも影響あるのかな？
生活保護はもっと厳しくすべきだと思うけど。
生存権って大事だよね、裁判所の判断は正しい。
税金の無駄遣いが減って良かった。
これで少しは生活が楽になるかな？
でも、これで国の財政がさらに圧迫されるんじゃ…
裁判所が国に対して意見を言えるのは健全なことだ。
生活保護は再検討の必要あり。この判決は一時的なものに過ぎない。
