兵庫県の斎藤元彦知事に対して、県議会で不信任決議案が全会一致で可決されたことについて、ネット上では「港湾利権にメスを入れたから、闇社会やマスコミに潰された」といった擁護の声が上がっています。この主張は、県の外部監査が港湾事業の不備を指摘したことを根拠にしているようです。
しかし、監査を担当した公認会計士は、「知事の提案や意向を受けることはない」としてこの主張を強く否定しています。外部監査はあくまで独立した立場で行われるもので、知事の影響を受けることはないというのが監査側の説明です。
この問題は、2023年3月に公表された「22年度包括外部監査結果報告書」に基づいています。この報告書では、兵庫県が運営する港湾施設を独占的に管理している「ひょうご埠頭」が、県から使用料の減免を受けながら、転貸している民間業者には減免を適用せずに使用料を徴収していることが指摘されました。さらに、ひょうご埠頭は2021年度末に約13億7600万円の現金預金を保有しており、県への支払いは県の特別会計に反映されるものの、ひょうご埠頭自体は非上場の民間企業として自由に事業を行うことができる点も問題視されています。
包括外部監査では、県の事業が「第二の財源」として都合よく利用される可能性があることを指摘し、減免の必要性を慎重に検討すべきだと改善を求めました。毎年度、外部の専門家が監査人を務め、独自のテーマを選んで監査を行っており、2021年度は「農林水産行政」、2022年度は「港湾事業」がテーマとして選ばれました。
2022年度の監査を担当したのはRSM清和監査法人の公認会計士・高橋潔弘氏です。高橋氏は、港湾事業をテーマに選んだ理由について「予算規模が大きく、これまで取り上げられていなかったから」と説明しています。また、「監査のテーマ設定や内容について、知事から指示を受けたことはない」と断言しています。
この問題について、兵庫県財政課の担当者も「監査項目は外部監査人が決定しており、知事の指示や意向が反映されることはない」と説明しており、ネット上の主張は事実に基づかないものとしています。
以下、ネットの反応
知事が潰されたって言ってる奴、完全に陰謀論だな
港湾利権にメスを入れたとか言ってるけど、事実無根って証拠出てるじゃん
結局、知事が直接指示できないってことか。勘違いしてる奴多すぎ
この件、知事の責任じゃないのに、なんでそんな擁護されてるの?
またネット民の暴走か、少しは事実を確認してから発言しろよ
マスコミを叩きたいだけの人達が多すぎる
知事が関与してないって公認会計士が言ってるんだから、それで終わりでしょ
陰謀論で片付けるのは簡単だけど、ちゃんと説明してほしいね
兵庫の港湾事業ってこんな問題あったんだな、知らなかった
ひょうご埠頭の現金預金って、ちょっとおかしくないか?
外部監査が独立してるって話、納得いかない人も多そうだな
正直、知事の不信任決議ってもっと別の理由で可決されたんじゃないの?
ネット上の噂話は信用できないな、こうやってすぐデマが広がる
それにしても、ひょうご埠頭の経営どうなってんだよ
この件でマスコミ叩いてる人達、正直ズレてるよ
知事が「潰された」とか大げさすぎるだろ、普通に考えて
これをきっかけに、もっと港湾事業にメスが入るのかもな
斎藤知事もこういう陰謀論に対して、もっと説明すべきだと思う
そもそも不信任決議が可決された理由ってなんだっけ?
ネットの噂って、ほんと当てにならないよな