「火垂るの墓」、名作と呼ぶには賛否両論?

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私のおばあちゃんについてちょっと相談があります。彼女は、戦争中に子供として生活していたため、その経験が彼女に大きな影響を与えています。特に、ある映画、つまり「火垂るの墓」について彼女と話すのが非常に困難です。

この映画を視聴しようとすると、主人公の兄妹が親戚に引き取られるシーンに達したところで、彼女はいつも立ち去ってしまいます。私は何度も彼女の感想を聞こうとしましたが、それは全く無理なようです。

私が困っているのは、私自身がこの映画を非常に評価しているからです。多くの人々がこの映画を名作と評価しています。しかし、おばあちゃんのように、戦争を実際に経験した人々が見ると、どうやらその反応は異なるようです。

だからこそ、私はなぜこの映画が名作とされ、広く称賛されているのか、そしてそれがおばあちゃんのような人々にとってどのように映るのか、それを理解したいと思っています。名作とされる作品が、戦争の現実を経験した人々にとってはどのように見えるのか、その視点を深く知りたいと思っています。あなたが私の立場だったら、どう感じますか?


以下、ネットの反応

おばあちゃんが見れないのも無理ないよ。あれは戦争の現実を描いた作品だからな。

それが名作とされる理由は、そこに描かれた人間の生と死のドラマにあるんじゃない?

戦争を体験した人にとっては、辛すぎる記憶を呼び覚ますかもしれないね。

私の祖父も似たような反応だったよ。あの時代を生きた人たちには、深すぎる傷があるんだろう。

戦争を美化しないから名作なんじゃない?それが実体験者には辛いかもしれないけど。

映画と実際の体験は違うから、体験者が感じるものは映画からは伝わらないのかも。

それぞれの世代、経験によって見える風景は変わるんだろうね。

おばあちゃんの気持ちを考えて、そっとしておくのも一つの方法だと思う。

映画は観客に何かを教えたり、体験させるためのもの。おばあちゃんにとっては、すでに体験済みの過酷な現実だから見たくないのかも。

人間のドラマを描いている以上、人々の反応はさまざまだろうね。それが良作の証拠かも。

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ななしの欠片
10 months ago

宮崎 駿はこう言う
 
『火垂るの墓』にたいしては強烈な批判があります。 あれはウソだと思います。
まず、幽霊は死んだ時の姿で出てくると思いますから、ガリガリに痩せておなかが減った状態で出てくる。
それから、巡洋艦の艦長の息子は絶対に飢え死にしない。
それは戦争の本質をごまかしている。
それは野坂昭如が飢え死にしなかったように、絶対飢え死にしない。
海軍の士官というのは、確実に救済し合います、仲間同士だけで。
しかも巡洋艦の艦長になるというのは、日本の海軍士官のなかでもトップクラスの
エリートですから、その村社会の団結の強さは強烈なものです。
神戸が空襲を受けたというだけで、そばの軍管区にいる士官たちが必ず、
自分じゃなかったら部下を遣わしてでも、そのこどもを探したはずです。
……それは高畑勲がわかっていても、野坂昭如がウソをついているからしょうがないけれども。
戦争というのは、そういうかたちで出てくるものだと僕は思いますけどね。
だから、弾が当たって死ぬのもいるけれど、結局死ぬのは貧乏人が死ぬんですよ。
稲葉振一郎「ナウシカ解読」 インタビュー

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