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2016-12-08 12:00:00 業界ネタ

アニメ業界はもう限界? 山本寛が語る「アニメーターが食べられない理由」

ヤマカンこと山本寛監督が今のアニメ業界をぶった切る。
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「2016年はアニメの大豊作年」と言われているが、そのいっぽうで供給が間に合わず放送延期が続出するという異常な事態が起こっている。原因は制作現場の過酷な労働環境にあるとされているが、業界のブラック化に改善の余地はあるのだろうか。

アニメーターが儲からない仕組みから、老舗アニメーション制作スタジオが倒産するまでの経緯。さらに「会社を潰す判断が1ヶ月伸びるごとに負債が1500万円ずつ増えた」という岡田氏の実体験を交えて、11月27日放送「岡田斗司夫×山本寛「どうなるアニメ業界!? 10月クライシスから宮崎駿復活まで とことん語るSP」で、2人が業界の金の流れを分りやすく解説した。

アニメーターが食えないっていうのは、つまりどうして食えないの?

岡田:
 アニメ界って貧乏なんですか? やっぱり。

山本:
 貧乏ですよ。 よくご存知でしょ?

岡田:
 俺が知ってるアニメ界は20年以上前で、それはもう貧乏だったんだけども。

山本:
 単価の話しましょうか? 20年前と原画単価も動画単価もほぼ変わってないです。仕上げ単価も。

岡田:
 じゃあまだ、動画は1枚150~170円。

山本:
 ええとね、もうちょっと上がっていますよ。200円くらいが相場かなあ。210円だったら御の字くらいですね。

岡田:
 原画はね、『オネアミスの翼』のときにね、1カット2000円だとしんどいだろうから、4000円か5000円出そうか? っていう風に言ってて、結局カットによって5000円出したものもあれば、2000円ぐらいで勘弁してもらったカットもあるんだけどね。

山本:
 岡田さんの相場観すごいですね。流石にそれは安い。

岡田:
 たぶん『AKIRA』で変わったみたいなの。

山本:
 そのへんかな?僕が勤めに入った20年では変わってないですね。原画単価はだいたい4000円です。1カットここ20年間ずっと4000円です。これが1原2000円、2原2000円になったりはするんですけど、とんでもなく難しいカット、僕らの仕事で言うんだったらダンスカットはとんでもない枚数を描かなければいけないので、その場合は、特別単価としてプラスアルファしますけど。

岡田:
 払った払った。伝票出した。

山本:
 生々しいな。(笑)

岡田:
 俺、別の立場じゃん。決済与える立場だから、ここのところを15000円ですとか、20000円ですとか、場合によっては1カット50000円ですとか、もう、あんまりにしんどいところは、月給で描いている庵野と貞本に出してしまえってやり方だったから。

山本:
 30年前は、やっぱり低かったんだなあ。

岡田:
 低かったよ。だから、2000円が相場だったんで、1カットは『オネアミスの翼』5000円出しますって言ったら、逆にみんな疑ったもん。1カット5000円も払う仕事させるつもりだろって言われて(笑)。

 ああ、もう、アマチュアフィルムでDAICON IVオープニングアニメなんてやったから逃げるのが早いんだよ。全員腰が引けながら、お金の話で、1カット5000円? って言って、聞いてくるんだけど、5000円も払うカット描かされるのは、ご勘弁しますって。

山本:
 今だったら5000円は、ちょっといいくらいですね。普通に5000円くらい当たり前だろって思っている人がいるんじゃないんですかね。なんでもない、止め口パク(※)でも5000円でいいじゃないかみたいな、だから、良くなってんの?

岡田:
 アニメーターが食えないっていうのは、つまり、止め口パク5000円みたいなカットを月に30カット描けば15万円じゃん。食えるはずなんだけど、なんでみんな食えないの?

山本:
 止め口パクでは許されないアニメのクオリティへの要求でしょう。昔はそれで行けたんですよ。そんなに動かさなくてもいいし、動かしたい人は動かせばいいって。でも、今は、要求されるんですよね。

岡田:
 昔のモノクロアニメ見たらスタッフリストに原画2人って言うのがあってさ、Aパート1人、Bパート1人って、こりゃ確かにアニメ描いていたら家建つわと思うもんな(笑)。

こちらから一部抜粋



ネットでの反応
・30年前から言われてるね
・まぁ画のクオリティの要求を落とさないと限界に近づいてるみたいなのは色んな人が言ってはいるな
・アニメの制作会社の社長だった同士の人の話なんで経営的な面から見た話もあったのがおもしろい
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